今年大学入学した弟にメインPCをあげてしまったので、机の上で眠ってたMacbook Proを再始動させた。
1年近くほっぽってただけあり、起動すると
- Idle時にCPUの温度が60℃を越える
- Youtube見るだけでファンがうるさい
みたいなことになってたので、前にGIGAZINEでこんな記事を見たことを思い出し、自分もメンテをやってみることにした。
やったことは以下。 1. パーツや工具の発注 2. ファンの交換 3. グリス塗り直し
以下にやったことを書いていく。
1. パーツや工具の発注
アキバに行けば安く揃えられたのかもしれないけど、ものぐさなのでifixitで注文した。
ifixitは修理手順のページで必要な工具と修理パーツをカートにつっこむ機能を供えているので、以下のページに従ってグリス以外のものをまとめて発注した。
グリスはAmazonのランキングでトップになってたこれを買った。

ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリス Kryonaut 1g
- 出版社/メーカー: 親和産業
- 発売日: 2015/09/02
- メディア: Personal Computers
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グリスじゃなくて液体金属を使うか悩んだが、液漏れして壊れるシナリオは避けたかったし、取り扱いに自信がなかったのでやめた。
自前でシーリングその他の処理をちゃんとできるなら液体金属を使うのはアリだと思う。Macbook Pro early 2015についてはヒートシンクの接地面が完全に銅製なので、腐食もしない...はず。
2. ファンの交換
基本的にはここに従う。
裏蓋を開けると、それなりに埃が溜まってるのが分かった。このあとエアダスターで掃除。
ヒートシンクとファンはT5のドライバー1本で外せる。外したファンを見てみると、これまた結構埃が溜まってた。(旧:左 新:右)
サクっと交換。
3. グリス塗り直し
ベトっとついてるグリスをヘラで落としていく。
グリスを落としながら思ったのだけど、Irisチップの方にはほとんどグリス付いてないのね。
1枚目の画像から分かるけど、ヒートシンクもIrisチップをカバーしきれてない。
自前で銅板加工して、接地面を自作した方がいいのかも。
クマグリスを塗布して、元通りヒートシンクをつけて蓋をつけて完了。
結果
Idle時の温度は50℃前後になり、ファンの音も目立たなくなった。
1から工具まで揃えて、かかったコストは7000円くらい。(海外からの送料含む)
それなりに割のいい金の使い方だと思う。