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ごく稀に更新

転職から1年後の話

こんな置き土産を残して転職してから1年ちょっと経ちました。

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はてブのコメントを読み返してみると、否定や肯定が色んな視点で入り混じっていて面白いですね。

新天地での生活が落ち着かれましたら、今回の転職を改めて振り返ってどうだったか等またレポートいただけますと嬉しいです。

という要望が記事の方のコメントに投稿されてたこともあり、近況を書いていきたいと思います。

業務

社内のプライベートクラウドのSREとして頑張ってます。なるべく「SREらしいこと」をあえてやっていくようにしていて、それなりにうまくいってるかな...という感じです。

Monitoring, Alerting, Deploymentの分野ではある程度信頼を得られたので、部署内の色んなチームと連携して仕事を進められています。

ただ、「どんなMetricをService Levelとして定義するのか」みたいなところはまだまだ勉強中、かつ公式にも定義しきれてないとこだったりします。せっかくチーム横断でSRE活動をできる立場なので、その辺の知見はしっかり身につけて色んなチームに対して展開していきたいんですよね。これから頑張っていきたい部分です。

「そんな状況で何を監視するんだ」みたいな疑問が出ると思いますが、「何かが動いてない」とか「これだけ処理が積まれると止まりうる」みたいな異常とその予兆の検知みたいなところを重点的にやってます。

そもそもInfra PlatformのReliabilityってのは滅茶苦茶含意が広くて色んなレイヤの話が関わるので、頑張ってコミットしようにも勉強だけでかなり大変です(愚痴)。

加えて特定のコンポーネントにひもづかないUser SupportやCapacity Planningもチームの業務に含まれているので、1チームで全てのコンポーネントに対してSREをしようとするには人手が足りない状況だったりします。まったくやりがいのある状況ですね。誰か来てくれ。

コミュニケーション

多言語環境は大変、それに尽きます。

SREチームは韓国(LINE Plus)と日本の合同チームです。つまり韓国語が沢山聞こえてきます。さらに近場のほとんどのチームは公用語が英語です。僕はどっちも会話レベルで使えないので、とても苦労しています。

チャットなら(翻訳botがいるので)なんとかなるし、定期的な会議や重要な会議では通訳(社内で手配できる)を入れるのであんまり苦労しないのですが、雑談ベースの情報共有がスムーズにできないのはつらいですね。最近はみんなリモートワークで雑談もチャットベースになったので、つらさがかなり軽減されました。

とはいえ英会話の勉強の必要性は感じており... 酒が入るとバカになるので雑にノリで喋れるのですが、仕事となるとある程度ちゃんとした言葉でやりとりしないといけないのが面倒なところ。

日本で最も飽きっぽい男ランキングがあったらTOP10に入るくらいには物事が長続きしないマンなので、言語みたいに積み重ねが大事な勉強は苦手。なんかいい方法ないかなあ。

転職した感想

ほぼ満点。今の待遇は上昇率含めて結構いいし、関わってるサービスを良くしていくための活動がちゃんと評価と待遇に結びつくし、スキルアップとサービス改善の両方を狙えるチャレンジが数え切れないほどある状況なので、ネガティブな思いはゼロです。

ただ、求められる成果が前職の環境とは毛色や難度が全然違うので、精神的に疲れますね。肉体的には健康だし労働時間は短く抑えられてるので、あとは成果に向けてどの程度集中力?やる気?を維持できるか次第だと思ってます。

精神的な力は栄養と筋肉によって維持されるというのが持論なので、これからもちゃんと食べてちゃんと鍛えていくつもりです。

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